「図解VMDの基本
誰でもビジュアル
マーチャンダイザー
になれる」の感想
本の情報Book Information
図解VMDの基本―誰でもビジュアルマーチャンダイザーになれる
著者:田村 登志子
発売日:
本の長さ:160ページ
「図解VMDの基本
誰でもビジュアル
マーチャンダイザー
になれる」の感想Thoughts
5冊目は、僕の経験から見ると変わった視点である、このVMD(ビジュアルマーチャンダイジング)の本。
2007年と10年以上前の本だが、これを紹介することには意味があります。
結論から、サイトの導線にVMDはいかせる可能性があることを共有させていただくことが目的になります。
「2016年2月10日 第4刷発行」ということで数年前にVMDについて知るために購入しました。
そんな中で、同僚でアパレル出身の方が商品の並べ方などを話しており、「なるほどな~」という感情と「もしかしたら、サイトの導線も似てないかな?」なんて思ったことから興味が湧きました。
正直この本自体の評価はAmazonで3.3と普通なので、この領域の良本が他にあると思うのですが、この本だけでも、VMDについて何もしらない僕からしたら、
お客様が見る視点
VP(導入) → PP(誘引・提案) → IP(実売)VP:ビジュアル・プレゼンテーション
PP:ポイント・オブ・セールス・プレゼンテーション
IP:アイテム・プレゼンテーション
什器の高さと商品配置
什器は、正面側(入り口)から奥に向かって、順に高くなるように設定します。同時に、中央からサイドに向かっても、低いものから高いものへと配置します。
~中略~
お客様にとって見やすく、触りやすく、選びやすい形です。
商品サイクル
商品が市場に投入され、時間の経過とともに売れ行きが増し、ピークを迎えた後、徐々に衰退していくという売り上げの推移を見るためのものです。についてなど、興味深い内容が多く、楽しく読むことができました。
また、これらの内容は、どこかサイト制作やマーケティングで聞いたこと、考えたことがありそうな内容ではないでしょうか?
そうなってくると、少し買い物に出かけて、服を見る楽しみが更に増えます。
服そのものも楽しいですが、お店の入口にはどんな洋服の組み合わせのマネキンがあり、どういった狙いがあるのか?
お店の中に入ったときに遠くまで見渡せるようになっているのか、なっていないのであれば、あえてなっていないのか?
などを考えつつ、サイト制作にいかせるポイントはないのか?など考えると良いアイディアが生まれるかもしれません。
もし、サイト制作などWeb系で行き詰まっている方には、息抜き程度でアパレルの世界を知ってみると豊かな発想が生まれやすくなると思いますので、もし興味がある方はこの本でなくても、VMDに関する本を読んでみることをおすすめします!