「マンガでわかる
統計学入門」の感想
本の情報Book Information
マンガでわかる統計学入門
著者:滝川 好夫
発売日:
本の長さ:242ページ
「マンガでわかる
統計学入門」の感想Thoughts
6冊目は統計学の本です。
ここ数年の有名な本だと「統計学が最強の学問である」だと思っており、書店に良い感じにディスプレイされていた記憶があります。
もれなく僕も興味が湧いたのですが、「統計学」自体を知ることが興味の対象でした。
そして、リスティング広告などを運用するなかで、統計学は適応できるのかが気になりました。
結論、いかせます。
というのも、通常、Google広告やYahoo!広告の管理画面の表面上の数値で意思決定をされると思いますが、「今月のCVRはたまたまなのか?」「来月のCVRはどうなるのか?」具体的に答えられないことがあります。
※データ解析など得意な方は容易かと思いますが、、、
そこで、統計学なのです。
インプレッション数などのデータからCVRの標準偏差を導き、さらには精度やCVRの下限値と上限値を導くことができます。
※標準偏差は、標準的な平均値との差であり、元にしたデータの偏差(平均値からの差)が標準的にこれくらい、ということがわかります
つまりCVRのレンジがわかり、来月の数値予測にも役に立ちます。
そして、精度が悪い場合、必要なデータ数、ここでは必要なインプレッション数もわかります。
これについても、お客様の広告予算から、なかなか大胆に広告を出稿できないケースがありますが、CTRやCVRの精度にも影響が出ることを統計学から示すことができます。
普段使いは難しいと思いますが、EXCELでデータを注ぐことで、勝手に計算できる環境さえ整えてしまえば、何か、お客様に伝える際に簡単に「こういうことですよ」と示してあげることができ、しいてはアドバイスもできるかと思います。
話を元に戻しまして、この「マンガでわかる統計学入門」はとっつきやすさが個人的にありました。
Amazonの評価は4.1と高いのですが、人を選ぶようで、専門用語もたくさん出ることから辛い部分があるようです。
また、一部、計算方法に誤りがあると指摘している方もいるので、この本だけでなく、統計学系の本を読まれると正しい知識がつくと思います。
僕は「マンガでわかる統計学」という2004年に発売された著者、高橋 信さんの本なども読みました。
もし、表面上の数値をレポートしていることが課題だと感じられている場合は、「統計学」の扉を叩いてみることをおすすめいたします。