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「プリンセス・
マーケティング
「女性」の購買意欲を
かき立てる
7つの大原則」の感想

公開日: / 最終更新日:

本の情報Book Information

プリンセス・マーケティング 「女性」の購買意欲をかき立てる7つの大原則
著者:谷本 理恵子
発売日:
本の長さ:194ページ

「プリンセス・
マーケティング
「女性」の
購買意欲を
かき立てる
7つの大原則」
の感想Thoughts

4冊目は、僕の仕事でもある、マーケティングに関する本です!
この本は、会社で新規事業を立ち上げる際に、その根幹となるサービスが女性向けだったため、今までのマーケティング知識と女性目線で売上の最大化が狙えるよう2019年に購入しました。

見出しは、

  1. 女性と男性では、求めている「ストーリー」が違う
  2. 女性と男性では、登場人物の「設定」が違う
  3. 女性と男性では、主人公の「モチベーション」が違う
  4. 女性と男性では、意思決定の「中身」が違う
  5. 女性と男性では、何を「信じる」かが違う
  6. 女性と男性では、「関係性」の築き方が違う
  7. 女性と男性では、「未来」の見せ方が違う
という構成になっており、これを見ただけで、今でも読み返したくなります。

この本の魅力は当然タイトルの内容にはなりますが、男性の主人公の物語と女性の主人公の物語を比較する内容も興味深く、例えば、

男性の場合
「戦士は旅の途中の市場や宿で、見知らぬ人から必要なものを購入します。だまされないように比較検討して選ぶ必要がありますし、無駄な時間を使って余分なものにまで目移りするような買い物は、戦いの効率が悪くなるので厳禁です。」

女性の場合
「お姫様の買い物では、信頼がおける出入りの商人が、厳選した品物を持って、お城まで訪ねてくるのが普通です。自分で怪しい市場に出かけて行って選ぶわけではありませんし、基本的には時間もたっぷりかけられます。コストパフォーマンス求めたり、予算を気にする必要もありません。むしろ、偶然の出会いを楽しむ余裕があってこそ、買い物本来の満足感が得られるのですから、置かれいる状況がまったく違っています。」

といった内容です。
男性が主人公の物語では前者が多い気がしますし、女性が主人公の物語は後者の内容のイメージがつきます。

もし、この内容を中心にLP制作を行う場合、コンテンツの訴求の仕方は変わります。
男性であれば他社よりも優れている点を伝える必要がありそうですが、女性にはあまりその点は重要ではなく、例えば「実感力が違う成分で、SNSでも大人気」など良さそうな雰囲気を伝えるほうが良いかもしれません。

ここで、あくまで、「この内容を中心に行う場合」といったことに注目していただきたいのですが、例えば男性が王様の話の場合状況が違ってきます。
つまり、女性と男性では、価値観、考え方には違いがありそうだが、それはあくまでざっくりしたところで、ペルソナやカスタマージャーニーなど行う場合、ターゲットをしっかりイメージし、そのターゲットにあった戦略、戦術に応用する必要があると考えます。

そういった中で、この本は一方向からの女性の目線の気づきを与えてくれる本であると、僕は捉えていて、重宝しており、おすすめの本です!