「形容詞を使わない
大人の文章表現力」の感想
本の情報Book Information
形容詞を使わない 大人の文章表現力
著者:石黒 圭
発売日:
本の長さ:240ページ
「形容詞を使わない
大人の文章表現力」
の感想Thoughts
8冊目は、かわいらしいハムスターが登場する、表現の本です。
現職でも集客の一環としてオウンドメディアを運用しており、文章の校閲もします。
本業ではないので、完全独学でSEO目線とユーザー目線で適宜修正している形になります。
その中で、日頃より文章の書き方について興味がある僕には、書店でこの本を見たとき、手にとって、軽く内容をチェックし、自分に必要な内容だと感じ、購入いたしました。
初版で買っているので4年ほど前の話になります。
結論、今でもこの本から良い影響をもらったのは「オノマトペ」です。
当時の僕はこの「オノマトペ」という単語知らなかったのですが、みなさんはいかがでしょうか?
僕は素直に衝撃でした。
そんなに難しい話ではなく、擬音のこと、たとえば、
- バタバタ
- タッタッタ
- ピュー
会話では映画の感想など、よく擬音に頼って話をしてしまうので、具体的ではなく、伝わりづらかったなと思った場面が多々あるのですが、文章になると、当時の僕は使っておりませんでした。
というか、意識したことすらなかったです。
だからこそ、文章をユーザーによりわかりやすくするための修正をしているときに「オノマトペ」を一つだけ入れるようにしました。
すると、堅苦しい文章に、少し柔らかさを与えることができました。
柔らかさが必要ではない場面もあるかと思いますが、情報発信をする際、閲覧するユーザーの年齢、性別、語彙力など十人十色です。
そういった方々に一様に少しでも伝わりやすくなるのが「オノマトペ」の不思議な力です。
その他にも参考になる表現があるかと思いますが、僕はこの一点が今でも印象に残っています。
さて、こういった本だと思っているのですが、Amazonの評価は、3.8。
良い評価を受けていると思うのですが、コメントを見ると厳しいお言葉も頂いているようで、人を選びそうです。
僕としては、大きめな文字と、かわいらしいハムスターが和ましてくれる本なので、息抜き程度に見てもらうとよいと思ってます。
また、文章を書くのが苦手な方もよいかもしれません。
どうでもいい話にはなってしまうのですが、小学生の頃、読書感想文が苦手で克服せず大学生までなってしまい、呼吸をするように文章が書ける人、情景を文章で表現できる人に憧れをもっており、今でも、より良い文章が書けるようにと思うくらいです。
ですので、少し苦手意識を持っている方には、すらすらーと楽しく読めると思いますので、おすすめになります。